漢文小説集
池澤一郎, 宮崎修多, 徳田武, ロバート・キャンベル
明治前期,知識青年たちは近世からの伝統のなかで,中国の白話体・文言小説や日本人による創作漢文体小説を愛好した.市井の人物の伝記読物として歓迎された菊地三渓『本朝虞初新誌』と依田学海『譚海』,志怪小説の流れを汲む石川鴻斎『夜窓鬼談』,才子佳人の運命を白話で描いた三木愛花『情天比翼縁』の4編を収録.
■解説
『本朝虞初新誌』と講談
池澤一郎
『譚海』の意図
宮崎修多
邦人作漢文小説俯瞰
徳田 武
『夜窓鬼談』執筆の前後
ロバート キャンベル
■月報
『夜窓鬼談』の物語世界
小倉 斉
試みに翻案を論ず
長尾直茂
連載「明治出版雑識」第十七回
今回の執筆者:木戸雄一「「版権免許」という惹句」
連載「明治期の翻訳における言語・文化」第十六回
亀井秀雄「江戸口語の突出」
წელი:
2005
გამოცემა:
東京
გამომცემლობა:
岩波書店
ენა:
japanese
გვერდები:
578
ISBN 10:
4002402037
ISBN 13:
9784002402031
ფაილი:
PDF, 66.59 MB
IPFS:
,
japanese, 2005